資料が多すぎて、必要な情報がすぐ見つからない
社内の議事録や仕様書、マニュアルPDFが溜まっていくと「あの件、どの資料に書いてあったっけ」と探す時間だけで1日が終わることがあります。検索機能があっても、キーワードが一致しないと見つからず、結局ファイルを1つずつ開いて確認する羽目になった経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事でできるようになること
Googleが提供する「NotebookLM」を使うと、PDFや議事録などの資料をアップロードするだけで、AIがその内容を理解し、要約や質問応答に対応できるようになります。まるで社内ナレッジベースに検索をかけているような感覚で、必要な情報をすぐに引き出せるようになります。この記事では、実際にNotebookLMへ資料を読み込ませてから、質問して回答を得るまでの手順を順番に解説します。
手順1: NotebookLMにアクセスしてノートブックを作成する
Googleアカウントでログインし、NotebookLMのサイトにアクセスします。トップ画面で「新しいノートブック」を作成すると、資料をアップロードするための空間ができます。プロジェクトや部署ごとにノートブックを分けておくと、後から整理しやすくなります。
手順2: PDFや議事録をソースとして読み込ませる
ノートブック内の「ソースを追加」から、PDF、Googleドキュメント、テキストファイルなどをアップロードします。議事録であれば、Word形式やGoogleドキュメントのままでも読み込めます。1つのノートブックに複数のソースをまとめて追加できるため、関連する会議の議事録や仕様書をすべて入れておくと、後の質問時にまとめて参照してもらえます。
読み込ませる資料の選び方
読み込む資料はテーマを絞ると精度が上がります。たとえば「プロジェクトAに関する議事録」だけをまとめたノートブックと、「就業規則や社内規定」をまとめたノートブックを分けておくと、質問したときに的外れな回答が減ります。
手順3: 資料全体の要約を確認する
ソースを読み込ませると、NotebookLMが自動的に資料全体の概要を生成してくれます。まずこの要約に目を通し、AIがどの程度資料の内容を理解しているかを把握しておきましょう。要約が的を射ていない場合は、資料の文字認識(OCR)が不十分な可能性があるため、テキスト抽出できているPDFかどうかを確認します。
手順4: 質問を投げかけて必要な情報を引き出す
画面下部の質問欄に、知りたい内容を自然な文章で入力します。「第3回会議で決定した予算の上限はいくらですか」「この仕様書でセキュリティ要件について書かれている箇所を教えてください」といった具体的な聞き方をすると、精度の高い回答が得られやすくなります。
回答の根拠を確認する
NotebookLMの回答には、どのソースのどの部分を参照したかが示されます。回答をそのまま信用せず、必ず引用元をクリックして元の資料を確認する習慣をつけましょう。これにより、AIの誤読や情報の取りこぼしを防げます。
手順5: よくある質問をメモとして保存する
頻繁に聞かれる質問や、チームで共有したい回答は、NotebookLMの「メモ」機能を使って保存しておくと、後から見返しやすくなります。議事録の要点や決定事項をメモにまとめておけば、簡易的なFAQ集としても活用できます。
つまずきやすいポイントと対処法
スキャンPDFで文字が認識されない
画像として保存されたPDF(スキャンした紙資料など)は、テキストとして認識されないことがあります。この場合は、事前にOCR処理を行い、テキスト検索可能なPDFに変換してから読み込ませる必要があります。
資料が多すぎて回答が曖昧になる
1つのノートブックに無関係な資料を混在させると、回答の精度が落ちることがあります。テーマごとにノートブックを分割し、必要に応じて使い分けるようにしましょう。
機密情報の取り扱い
社内の機密資料をアップロードする際は、会社のセキュリティポリシーや利用規約を確認してください。個人情報や取引先の非公開情報が含まれる資料は、事前に上長や情報システム部門に確認を取ることをおすすめします。
古い資料が残り続けて混乱を招く
更新された議事録や仕様書がある場合、古いバージョンをノートブックから削除しないと、AIが古い情報を参照してしまうことがあります。定期的にソースを見直し、不要な資料は整理しましょう。
まとめ
NotebookLMは、PDFや議事録といった散らばった資料を1か所に集約し、要約と質問応答によって必要な情報へのアクセスを大幅に短縮してくれるツールです。テーマごとにノートブックを分ける、回答の根拠を必ず確認する、機密情報の取り扱いに注意するといった基本を守れば、日々の資料探しの手間を減らす実用的な仕組みとして活用できます。まずは手元にある議事録数件から試してみて、自分の業務フローに合った使い方を見つけてみてください。
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