音楽理論がわからないなら教科書ごと自作する。ChatGPTとGeminiで作る自分専用教材の作り方

音楽理論がわからないなら教科書ごと自作する。ChatGPTとGeminiで作る自分専用教材の作り方 AIツール活用術
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音楽理論など独学が難しい分野を、ChatGPTとGeminiを使い自分のレベルに合わせた教材として作成する手順を解説します。

「教材が自分に合わない」という悩み、ありませんか

音楽理論に限らず、プログラミングでも会計知識でも、独学しようとして市販の教科書を開いた瞬間に挫折した経験はないでしょうか。専門用語の説明が抽象的すぎたり、逆に前提知識を要求されすぎたり。自分のレベルにぴったり合った教材は、意外と存在しないものです。

そこで有効なのが、既存の教材を探すのではなく、ChatGPTとGeminiを使って自分専用の教材を一から作ってしまうという発想です。この記事では、その具体的な手順を解説します。

Photo: StockSnap / Pixabay

この記事で できるようになること

読み終える頃には、以下ができるようになります。

  • ChatGPTを使って自分の理解度に合わせた教材の骨組みを作る
  • Geminiを使ってその内容を検証・補強する
  • 完成した教材を継続的にブラッシュアップする流れを作る

教材を「探す」のではなく「作る」という発想の転換が、独学のつまずきを大きく減らしてくれます。

ステップ1:自分の理解度を正直に申告する

まず最初にやることは、ChatGPTに対して自分の現在地を正直に伝えることです。「音楽理論を全く知らない」「楽譜は読めるがコードの意味がわからない」など、できるだけ具体的に書きましょう。

プロンプト例はこのような形です。

あなたは音楽理論の講師です。私は楽譜は読めますが、コード進行や調性の仕組みは全くわかりません。この前提で、初心者向けの学習カリキュラムを章立てで提案してください。

ここで大事なのは、知ったかぶりをしないことです。正直に「わからない」と書くほど、AIは適切なレベルの説明を返してくれます。

ステップ2:章立てをもとに、各章の教材本文を作らせる

カリキュラムの骨組みができたら、次は各章の内容を実際に書いてもらいます。ここで一気に全部お願いするのではなく、1章ずつ依頼するのがコツです。

先ほどの第1章「音階と調の基礎」について、具体例を交えながら教科書のように解説してください。専門用語が出てきたら必ず簡単な言い換えも添えてください。

一度に全体を作らせると内容が薄くなりがちなので、章ごとに区切って深掘りする方が、結果的に密度の高い教材になります。正直、この工程はやや時間がかかりますが、ここを丁寧にやるかどうかで教材の質が大きく変わってきます。

ステップ3:Geminiで内容を検証する

ChatGPTが作った教材本文は、そのまま鵜呑みにせず、Geminiに読ませて確認してもらいましょう。特に音楽理論のような専門分野では、説明の中に細かい誤りが混じることがあります。

以下の音楽理論の解説文を読んで、事実関係に誤りがないか、説明が不足している箇所がないかを指摘してください。

こうしてChatGPTとGeminiの間で内容を突き合わせることで、一つのAIだけに頼るよりも精度の高い教材に仕上がります。二つのツールを併用する一番の理由はここにあります。

個人的には、ChatGPTで下書きを作り、Geminiでチェックする役割分担が一番スムーズでした。逆の順番でも問題ありませんが、どちらか一方だけで完結させないことが大切です。

Photo: councilcle / Pixabay

ステップ4:練習問題と復習用の要約を作らせる

教材の本文ができたら、最後に練習問題と、章末の要約を作ってもらいます。

この章の内容をもとに、理解度を確認できる練習問題を5問作ってください。解答と簡単な解説も添えてください。

練習問題があることで、読むだけの学習から一歩進んだ「使える知識」に近づきます。ここまでできれば、一つの章が完成です。あとは同じ手順を繰り返すだけなので、まずは1章だけ完成させてみることをおすすめします。全体像を最初から作ろうとすると挫折しやすいので、ここは焦らなくて大丈夫です。

つまずきやすいポイントと対処

実際にやってみると、いくつか引っかかりやすい部分があります。

専門用語の説明が堂々巡りになることがあります。これは「その用語自体をさらに簡単な言葉で言い換えてください」と重ねて依頼することで解消できます。最初は戸惑いやすいポイントですが、粘り強く聞き返すことが大切です。

また、AIが自信満々に間違った内容を書いてしまうこともあります。これがGeminiでの検証工程が必要な理由です。特に理論体系がしっかりしている音楽理論のような分野では、一度作った教材を数日後に読み返し、違和感がないか確認する習慣もおすすめします。

ポイント:教材作りは一度で完成させようとせず、「作る→検証する→練習問題で確認する」のサイクルを章ごとに回すことで、無理なく精度を上げていけます。

まとめ

音楽理論に限らず、独学がうまくいかない分野があるなら、市販の教材を探し回るより先に、ChatGPTとGeminiで自分専用の教材を作ってみる価値は十分にあります。正直に理解度を申告し、章ごとに丁寧に作り、二つのAIで内容を検証する。この流れさえ押さえれば、今日からでも始められます。

まずは気になっている分野の第1章だけ、今日試しに作ってみてはいかがでしょうか。

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