20代後半まで、お金のことを「考えたくないもの」だと思っていました。
給料は毎月入ってくる。とりあえず使わなければ貯まっていく。それだけでいいと思っていた。投資とか資産運用とか、そういう話は「お金持ちがやること」だと決めつけていたし、難しそうで近づきたくなかった。
ある日、同い年の同僚が「インデックス投資始めた」と言い出して、初めて焦りを感じました。自分は何もしていないのに、同じ給料をもらっているあの人は将来的に差がついていく。そう気づいた週末に、本屋でこの本を手に取りました。
お金の話なのに、全然難しくない
著者は「両@リベ大学長」さん。YouTubeで数百万人に向けてお金の話を発信している方で、この本はその内容を一冊にまとめたものです。
読み始めて最初に思ったのは「なんでこんなにわかりやすいんだ」ということ。難しい金融用語がほとんど出てこない。イラストが多い。会話口調で進んでいく。お金の本を読んで挫折してきた自分でも、スラスラ読めました。
本の核心:お金の「5つの力」
この本は、お金と上手に付き合うために必要な力を5つに整理しています。
① 貯める力
収入を増やすより先に、支出を減らす。特に「固定費」の見直しが最重要。スマホ代・保険料・サブスクリプション——毎月自動で引き落とされるものは、一度見直すだけで効果が何年も続く。著者いわく「固定費の削減は最も確実な節約」。
② 稼ぐ力
本業の給料を上げることが基本だが、副業や転職も視野に入れる。ここで重要なのは「自分の市場価値」を意識すること。今の仕事は社外でも通用するスキルになっているか、定期的に問い直す必要があると気づきました。
③ 増やす力
投資の話。ただし「株で一発当てる」ではなく、インデックス投資を長期で続けるという地味な方法が推奨されています。難しくない。毎月一定額を積み立てるだけでいい。この章を読んで、ようやく投資が「自分ごと」になりました。
④ 守る力
詐欺・ぼったくり保険・不必要なローンから身を守る話。読んでいて怖くなったのが保険の章。「日本人は保険を払いすぎている」という指摘で、自分の保険を見直したら月1万円以上の無駄を発見しました。
⑤ 使う力
お金は使うためにある。ただし「消費」ではなく「投資」と「浪費」を意識して使う。自己投資・経験・人間関係に使ったお金は回収できる可能性が高い。一方で、見栄のための消費は満足感が長続きしない。
読んでから変わったこと
まず固定費を全部書き出しました。スマホ代・動画配信サービス・使っていないジムの月会費・よくわからない保険——合計すると月4万円近くになっていた。その場で格安SIMに乗り換えて、使っていないサービスを全部解約。翌月から月1.5万円以上の削減ができました。
次に積立NISAを始めました。「難しそう」と思っていたのが嘘みたいに、証券口座の開設から積立設定まで1時間かからなかった。毎月2万円、インデックスファンドに積み立てるだけ。本を読むまで絶対にやらなかったと思います。
保険も見直しました。若くて健康なのに「万が一のため」と加入していた医療保険を解約。代わりに同額を貯蓄に回すことにした。著者の「保険は公的保険でカバーできない部分だけでいい」という言葉が腑に落ちて、踏ん切りがつきました。
こんな人に読んでほしい
- お金の勉強を始めたいけど何から読めばいいかわからない人
- 貯金はしているけど投資には手を出せていない人
- 保険やスマホ代を「なんとなく」払い続けている人
- 将来のお金が漠然と不安な人
- 20〜30代でお金の基礎を身につけたい人
お金の入門書として、これ以上のものを自分は知りません。一冊読むだけで「何をすればいいか」が具体的にわかります。気になった方はこちら↓

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読み終えて
お金の話って、なんでこんなに学校で教えてくれなかったんだろうと思いました。
固定費・投資・保険——どれも知っていれば早くから動けたのに、誰も教えてくれなかった。この本を20代前半に読んでいたら、今ごろ全然違う状況だったかもしれない。
でも、気づいたときが一番早い。この本を読んでから、お金のことを「怖いもの」じゃなく「自分でコントロールできるもの」として考えられるようになりました。まだ読んでいないなら、今すぐ読んでほしい一冊です。

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